792、日本版CCRC構想有識者会議

日本では、地方自治体が中心となって、CCRCを参考にした取り組みを進めているほか、2014年12月に安倍政権が閣議決定した「まち・ひと・しごと創生総合戦略」では、日本版CCRCの創設を検討することが盛り込まれまれたことによって、2015年2月に「日本版CCRC構想有識者会議」が発足しました。

日本版CCRC構想有識者会議では、素案として基本コンセプトは「健康な段階から入居し、できる限り健康長寿を目指すこと」で、高齢者をサービスの受け手でなく、地域の仕事や社会活動などに積極的に参加する「主体的な存在」として位置付け、高齢者が地域社会に溶け込み、地元住民や子ども、若者などの多世代と交流・共働する「オープン型」の居住を目指しています。 そのための基本コンセプトとして、「高齢者の地方移住支援」「シニアライフを通じて何がしたいかの目標志向型プラン」「地域に居住しながら介護サービスが受けられる継続的ケア」「地域社会(多世代)との共働」「IT活用などによる効率的なサービス提供」「居住者の参画などによる透明な事業運営」「地方創生特区や地域再生計画を活用した政策支援」の7項目を盛り込みました。

791、「シェア金沢」見学

平成27年7月9日・10日、御坊市社会福祉協議会理事・監事・心配ごと相談員・生活福祉資金貸付調査委員の研修として、社会福祉法人佛子園がまちづくりに取り組んでいる「シェア金沢」を見学しました。

人口減少および少子高齢化が進む日本では、政府主導のもと「日本版CCRC」を導入する機運が高まっています。CCRCとはアメリカで発展した「Continuing Care Retirement Community」の略称で高齢者が健康なうちに入居し、必要に応じて介護や医療のサービスを受けながら、人生最期の時までを過ごせる生活共同体のことです。アメリカでは約2000カ所にCCRCがあり、居住者数は推定75万人に上っています。そこでは生涯学習や積極的な社会参加、多世代交流を通じ、自分たちの世界だけに閉じないコミュニティづくりが推進されています。

790、障害者差別解消法について

「障害者」とは、身体障害のある人、知的障害のある人、精神障害のある人(発達障害のある人も含む。)その他の心や体のはたらきに障害がある人で、障害や社会の中にあるバリアによって、日常生活や社会生活に相当な制限を受けている人すべてが対象で障害者手帳をもっている人のことだけではありません。(障害児も含まれます。)

 対象となる「事業者」とは、会社やお店など、同じサービスなどをくりかえし継続する意思をもって行う人たちです。ボランティア活動をするグループなども「事業者」に入ります。といっても行政機関は義務ですが、事業者に対しては、対応に努めることとして努力義務でいずれも罰則はありません。

 都道府県や市町村においては、障害者差別を解消するための取組を行うネットワークとして、地域の様々な関係機関などによる「障害者差別解消支援地域協議会」をつくることができることとされています。障害のある人もない人も共に暮らせる地域づくりの一歩として、この地域協議会をつくることが期待されます。(参照:内閣府広報用リーフレット)

789、障害特性やそれぞれの場面・状況に応じた配慮

従業員が少ないお店で混雑しているときに、「車いすを押して店内を案内してほしい」と伝えられた場合に、話し合ったうえで、負担が重すぎない範囲で、別の方法をさがすなどが考えられます。その内容は、障害特性やそれぞれの場面・状況に応じて異なります。具体例として・障害のある人の障害特性に応じて、座席を決める・障害のある人から、「自分で書き込むのが難しいので代わりに書いてほしい」と伝えられたとき、代わりに書くことに問題がない書類の場合は、その人の意思を十分に確認しながら代わりに書く・ 意思を伝え合うために絵や写真のカードやタブレット端末などを使う・段差がある場合に、スロープなどを使って補助する。などです。

788、合理的配慮の提供

障害のある人は、社会の中にあるバリアによって生活しづらい場合があります。「合理的配慮の提供」とは、国・都道府県・市町村などの役所や、会社やお店などの事業者に対して、障害のある人から、社会の中にあるバリアを取り除くために何らかの対応を必要としているとの意思が伝えられたときに、負担が重すぎない範囲で対応することが求められるものです。重すぎる負担があるときでも、障害のある人に、なぜ負担が重すぎるのか理由を説明し、別のやり方を提案することも含め、話し合い、理解を得るよう努めることが大切です。

787、不当な差別的取扱いの禁止

「不当な差別的取扱いの禁止」とは、国・都道府県・市町村などの役所や、会社やお店などの事業者が、障害のある人に対して、正当な理由なく、障害を理由として、サービスの提供を拒否することや、サービスの提供にあたって場所や時間帯などを制限すること、障害のない人にはつけない条件をつけることなどが禁止されます。具体例として・受付の対応を拒否する・本人を無視して介助者や支援者、付き添いの人だけに話しかける・学校の受験や、入学を拒否する・障害者向け物件はないと言って対応しない・保護者や介助者が一緒にいないとお店にいれない。などです。

786、障害者差別解消法施行

平成25年6月19日成立、平成28年4月1日から「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が施行されました。この法律は、「不当な差別的取扱い」を禁止し、「合理的配慮の提供」を求めて障害のある人もない人も、互いに、その人らしさを認め合いながら、共に生きる社会をつくることを目指しています。

785、Myコミュニケーションカード

平成29年12月定例会において和歌山県手話言語条例が成立し、平成29年12月26日、公布・施行されました。しかし、中途失調の方が手話を覚えるのは大変です。私は前回の発症の時、手話を習いましたが、指が曲がっていてまっすぐではないのでちゃんとした表現ができないのであきらめました。要約筆記も習いましたが、OHP からパソコン入力方法が切り変わり、私のタイピングが会話の速度についていけなく、ボランティア養成講座は修了したものの実践できていません。御坊市身体障害者福祉協会の会長も引退しましたが何か聴覚障害者の役に立ちたいと思っていたところ、和歌山市がMyコミュニケーションカードを作成したという情報を入手しました。これは、自閉症、知的障害者、聴覚障害者、精神障害者、外国人等で自分の意思を相手に伝えることが難しい方が、イラストを指して、相手とコミュニケーションをとるためのカードです。配布は和歌山市民対象ですがホームページからイラストはダウンロードできます。

784、抵抗のあった補聴器

手足の障害は治ることはないけど、車いすを使えば歩くことができます。視力も弱いけど眼鏡で補うことができるのだから、聴力も補聴器でカバーできるならすればよかったのです。そういう発想を思いつくのに7年もかかりました。「きっと良くなる」と思いあきらめきれなかったのが原因です。今はイヤホンを付けてスマホの音楽を聞いている人が巷に大勢いるのだからちょっと大きなイヤリングと思えば、違和感がないのですが抵抗があったのです。

 実際、補聴器を付けてみて、テレビの音量が大きく設定されていたことがわかりました。小さく設定を変えても聞えたので、もっと早く補聴器を使えばよかったと思いました。

783、補聴器を付けることに

「良いことを聞き、人の悪口など聞かないように」と神様に言われているように思うことにしました。朝ドラの主人公は完全失聴なので補聴器を付けても聞こえることはありませんが、わずかでも聞こえるうちは補聴器で、ある程度聞えるようになるそうです。左耳が聞こえるので生活にさほど支障はありませんが、大きな会場での講演会では、マイクに声が拾えなかったりスピーカーの向きによっては聞こえにくいときがあります。近くの会話でも低い音が聞こえにくいので男性の声などはボソボソと雑音になり「えっ!」と何回も聞き返して失礼をしてしまいます。そこで補聴器を付けることを考え始めました。生まれつき手足に障害があり、潰瘍性大腸炎という難病となり、オストメイトという障害者になり、もうこれ以上障害を背負いたくないと思っていました。しかし、活動に支障が出始め大事な内容を聞き逃してはいけないと思い、この度思い切って補聴器を買いました。