777、重症心身障害児者を守る会

障害が重く、外出もできない重症心身障害児者を守る会が「最も弱いものをひとりももれなく守る」を基本理念に昭和39年に発足し、平成11年に和歌山県支部が設立されました。神奈川県津久井のやまゆり園での事件は悲しいことでした。被害者は声をあげられなくても命ある限り親が代弁して幸せに生きていく権利があるのです。和歌山病院の重症心身障害児者病棟を利用する障害者も多く、平成28年4月に移転し3階4階に病棟、5階に療育訓練室ができたことを喜んでいます。守る会では、療育の質とQOLの向上を願っています。

776、親子のつどい

障害児者父母の会は子どもに障害がある親の会で親同士が交流することでいやされたり、慰め合ったり、励まし合ったり、一致団結して行動したりしています。親子のつどいは障害のある子どもと共に夏休みに楽しいひとときを過ごしてもらおうという企画で、昭和49年11月に加太少年自然の家で開催されて平成29年で44回目となります。県下から約600人の障害児者や保護者、施設関係者などが集まり音楽療法やビンゴゲームで盛り上がりました。始まった頃は私のように子どもだった障害児も中高年になってしまいました。親も高齢になって同伴できなくなったりお亡くなりになったりしています。子どもの障害は身体、知的、精神と様々で親の一番の願いは、親亡き後の子どもの将来の生活でした。

775、父が御坊市障害児者父母の会の会長となる

平成29年8月27日、和歌山県障害児者父母の会連合会主催の親子のつどいが例年、那智勝浦町のホテル浦島で行われていましたが、今年はみなべ町の南部ロイヤルホテルで開催されました。私が小学生の頃、仮谷志良知事にプールで抱っこしてもらった遠い記憶があるぐらい前に母と参加して以来でした。父が御坊市障害児者父母の会の会長になってしばらくして和歌山県障害児者父母の会連合会の副会長になり親子のつどいの実行委員長になりました。

774、中井美穂氏をゲストに

6月12日、第29回公益社団法人日本オストミー協会全国大会の懇親会では、支部長デビューの挨拶をさせていただきました。また、装具のブースでは、最新のパウチや皮膚保護剤・ヘルニア防止ベルト・テープ・オストメイト用トイレ等の展示があり、技術の進歩に驚きながらメーカーさんの話に聞き入ってしまいました。

 あくる日の大会では式典や総会があり、午後からタレントの中井美穂氏と高石道明前会長の「ストーマとの生活を経験した私にできること」という対談がありました。腹膜炎を患い2003年ごろ1年間、ストーマを装着していたことを「徹子の部屋」という番組で告白したことや当時の苦労などを話してくれました。

 日本身体障害者福祉大会ぎふ清流大会と2つの障害者の全国大会に参加して、障害によってそれぞれ悩みが違うこともわかりました。オストメイトとしては、まだまだ新米で、先輩諸氏のご苦労を聞かせてもらう有意義な研修となりました。

773、オストメイトの老後の不安

平成29年6月12日の公益社団法人日本オストミー協会全国大会の支部長会議では、「訪問看護師と介護職向けストーマケア研修会の企画と運営」と題して、名古屋大学大学院医学系研究科の前川厚子看護師の話を聞きました。オストメイトの老後の不安軽減と終活対策という重要なテーマでした。本人や家族が加齢、認知機能の低下、病態の悪化などからケア不足になるなど在宅でのケアサービスを必要となった時、介護福祉士、ヘルパーなど医療職以外の人による排泄ケア、ストーマ管理が可能かどうかです。(公社)日本オストミー協会は、平成12年に厚生労働省医政局医事課に①ストーマ装具の交換を医行為とした法解釈の変更②介護職に対するストーマケア研修の実施③看護職と介護職連携によるオストメイトの在宅介護を主とする要望書を提出しました。その後度重なる折衝の末、平成23年に、医事課長より「ストーマ装具の交換は原則として医行為に該当しない」との従来の法解釈を変更する回答を得ました。それで日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会(JSSCR)が講義と実習合わせて3時間の研修カリキュラム策定し、修了することでヘルパーや介護福祉士によるストーマケアが可能となりました。研修カリキュラムを実践した5つの支部の発表とこれまでの経緯の報告がありました。

772、公益社団法人日本オストミー協会全国大会

平成29年6月12日、第29回公益社団法人日本オストミー協会全国大会がさいたま市の大宮ソニックシティで開催されました。公益社団法人日本オストミー協会は、オストメイト(人工肛門・人工膀胱保有者)が安心して暮らせる社会を目指している障害者団体です。全国にオストメイトは約20万人いて、会員は7917人。オストメイトの社会復帰とQOL(生活の質)向上を図るため幅広い活動をしています。昨年5月の総会で和歌山県支部の支部長となり今回初めて参加しました。前日の11日から大宮に入り、支部長会議に出席しました。

771、身体障害者の全国大会

平成29年5月31日、第62回日本身体障害者福祉大会ぎふ清流大会が岐阜メモリアルセンター・で愛ドームで開催され、御坊市身体障害者福祉協会の会長を引退後久しぶりに全国大会に参加しました。障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合い共生する社会の実現を目的とした障害者差別解消法が施行されて1年がたちました。障害者権利条約のスローガン「私たち抜きに私たちのことを決めないで」のもと大会スローガンとして「ユニバーサルデザイン2020行動計画の完全実施を求めよう」「災害時の障害者支援体制を確立させよう」を宣言しました。また、「心のバリアフリーの推進を図ろう。障害の社会モデルの考え方を全国に広げよう。障害者差別を禁止する条例を全国に制定させよう。地域の相談支援体制に身体障害者相談員を活用させよう。会員減少に歯止めをかけ、組織の活性化を図ろう」との大会決議をしました。大会では、日本身体障害者団体連合会の阿部一彦会長から55名の表彰があったほか挨拶などの式典があり、全国から2,500人の障害者が集い、和歌山県からはバス1台30人が参加しました。

770、あいサポート運動

障がいのある方を支える「心」を2つのハートを重ねることで表現しました。後ろの白いハートは障がいのある方を支える様子を表すとともに、「supporter(サポーター)」の「S」を表現しています。ベースとしている「橙色(だいだいいろ)」は、鳥取県出身で日本の障がい福祉に尽力された糸賀一雄(いとがかずお)氏の残した「この子らを世の光に」という言葉の「光」や、「暖かさ」をイメージしています。また、「だいだい(代々)」にちなみ、あいサポーターが広がって、共生社会の実現が達成される期待も込められています。

 和歌山県も平成28年10月から、「あいサポート運動」を推進していて企業や事業所等を対象にした「あいサポート認定団体」の登録を求めています。認定団体は養成講座等を開催しサポーターを増やしたいとのことです。

参照:鳥取県・東京都・和歌山県ホームページ

769、あいサポートバッジ

オレンジの小さいのはあいサポートバッジです。日常的にこのバッジを身につけ、誰もが様々な障がいの特性を知ることにより、障害のあるかたが日常生活で困っていることや、障がいのある方への必要な配慮などを理解し、障がいのある方に対してちょっとした手助けや配慮などを実践することにより、障がいのある方が暮らしやすい地域社会(共生社会)を実現していこうという運動です。平成21年11月に鳥取県の運動としてスタートしました。

768、広げたいヘルプマーク

平成24年に東京都が導入し、今年4月に京都府、7月より全国で3番目に和歌山県でもこのヘルプマークの配布が開始されました。県障害福祉課は「これまで障害や病気の種類で様々なサインが作られてきたが浸透していません。共通サインで地域に気遣いと優しさを広げ、障害の有無にかかわらずだれ もが暮らしやすい社会にしたい」としています。和歌山県障害福祉課(073-441-2531)や県内各振興局、和歌山市障害支援課と保健対策課で無料で交付しています。

 外から、見えない障害を知られたくない方もいますが、助けてほしい時にサポートを自然と求められる社会もやさしさの一つでしょう。