平成26年10月3日キミノーカ オーナー 宇城哲志さんに
「農家のジェラテリア」と題して講演してもらった。
宇城さんは、大学卒業後、サラリーマンをして2008年に紀美野町にUターン就農。
5年間は野菜、果樹を育て、年間売上げ800万円を出したが、
町の過疎化への危機感があり、栽培以外で雇用と収入を生み出す事業を計画した。
生産者であることと、紀美野町が高野山、関空、都心部から
ほどよい距離でありながら山深い土地であることを生かしてジェラート店を創業。
農家であることを全面に押し出し、
建物やロゴをおしゃれにし、SNSを通じて口コミで広げた。
テレビや雑誌などメディアへは、
「農家がするジェラート」「過疎地域で取り組んでいる」の
切り口を2本用意し、取材の間口を広げた。
結果、初年度は1100万円以上の売上げに。
課題は、客が週末に集中していること、
過疎地域での人材の発掘、
店頭での野菜販売が伸びない。
今後は、食に関することを核に、農家民泊体験や外国人の方の体験受け入れをしたい。
紀美野町自体をアピールして、この町での起業者、移住者を増やし、
持続性のある町にしたい。
6次産業化にあたって、伝え方次第で農業は価値あるものになる。
農業を核に、教育、宿泊、飲食など周辺産業への拡大は無限にある。
普段から農業関係者以外、他業種とのつながりを大事にしておくと、行き詰まった時にアドバイスがもらえることも。とにかく果敢にチャレンジすることが大事(リスク管理は忘れずに)!!
この後、6グループに分かれ、自己紹介後、司会、記録、発表係を決め、
講師講演の感想、意見を語り合う。講師の宇城さんは5分毎に各グループに参加。
講演に先立って、塾生プレゼンテーションも行われ、
東京海上日動火災保険(株)川口鉄平さんが「がん保険の大切さ」について話した。
がんは2人に1人が罹患しており、医療の発達で5年生存率は6割になった。
告発された後、どう生きるかが問題になっている。
手術や抗がん剤治療の副作用、検査が続き、
約3割の患者が治療と仕事を両立出来ず、休職、もしくは退職している。
高額療養費制度や傷病手当などあるが、
賄えない部分は自己負担になる。
がん保険に加入していれば、それらがカバー仕切れない部分も負担されるケースがある。
がんは他人事でない、自分の将来を守るため、今からがんに向き合い準備してほしい。と。
投稿者プロフィール

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車いすの元気配達人として全国講演活動をしています。子どもから大人まで90分のお話しがあっという間だったと好評です。そのバイタリティーがどこから来るのか実際聴いてみてください。
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