1394、丹生都比売神社に参拝

高野山の帰り、丹生都比売(にうつひめ)神社に正式参拝しました。今から1,700年前創建され、丹生都比売大神は天照大御神の妹神で、神代に紀ノ川流域の三谷に降臨、紀州・大和を巡られ農耕を広め、かつらぎ町天野の地に鎮座されました。降臨した丹生都比売大神が遷座の地を探し求め、再び降臨したのが真妻山と伝えられています。丹生都比売大神の御子、高野御子大神は、密教の根本道場の地を求めていた弘法大師の前に、黒と白の犬を連れた狩人に化身して現れ、高野山へと導きました。弘法大師は、丹生都比売大神よりご神領である高野山を借受け、山上大伽藍に大神の御社を建て守護神として祀り、真言密教の総本山高野山を開きました。その後、丹生都比売神社を参拝した後、高野山に登ることが慣習になりました。元寇の役では祈祷を行い元軍が撤退したので、鎌倉幕府の崇敬が篤くなりました。これ以降、古くからの日本人の心にある祖先を大切にし、自然の恵みに感謝する神道の精神が仏教に取り入れられ、神と仏が共存する日本人の宗教観が形成されていきました。

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柳岡 克子(やなおか よしこ)
柳岡 克子(やなおか よしこ)
車いすの元気配達人として全国講演活動をしています。子どもから大人まで90分のお話しがあっという間だったと好評です。そのバイタリティーがどこから来るのか実際聴いてみてください。



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