1385、命のバトン

今、「公」よりも「個」が尊重され、個人主義の世の中になりつつあります。何をやっても個人の自由といった行き過ぎた個人主義は、これまで私たちがつちかってきた日々の暮らしに様々な悪影響を及ぼします。夫婦が別々の姓を名乗るようになったら、将来私たちの生活や家族の姿はどうなってしまうのでしょうか?

 夫婦の姓が違うと、正式に結婚した夫婦なのか、ただ同棲をしている事実婚なのか見分けがつかず、離婚をしやすくなります。また、夫婦が別姓で生まれた子どもの姓は、兄弟を同じにするために最初の子どもが選んだ姓となります。親と姓が違うことは、子どもに非常に心理的な影響があり、負担となります。3世代同居となれば一つの家に様々な姓を持つ人が住むことになり玄関には、アパートのように家族すべての姓名を表示した表札が掲げられることになります。先祖代々のお墓という感覚から、個人のお墓となり、命のバトンをつないでいく感覚がなくなります。わが国の伝統的制度を破壊し家族崩壊へ導いていく法律にどんな利益があるのでしょうか。

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柳岡 克子(やなおか よしこ)
柳岡 克子(やなおか よしこ)
車いすの元気配達人として全国講演活動をしています。子どもから大人まで90分のお話しがあっという間だったと好評です。そのバイタリティーがどこから来るのか実際聴いてみてください。



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