平成14年9月23日、御坊市民文化会館大ホールで開催された映画「折り梅」上映会には、600名もの方が鑑賞に来てくださった。
タイトル「折り梅」は、生け花の手法の1つ。
枝を折られても美しく咲くという梅の性質が、認知症になっても周囲の家族らとともに力強く生きていく姿を象徴している。
私は、開会に当たり、車いすで中央のマイクまで行って立ち上がり
「昨年平成13年9月、生死をさまよう病気で入院しました。
命の尊さを思い知りました。
お世話になった多くの皆さんに恩返しのできる事はないかと考え、上映会を開く事になりました。
薬剤師として医療現場に携わる身であり、認知症は我が身につまされる思いです。
他人事ではなく誰にでも起こりうる問題だと受け止めていただきたいです。」
と挨拶をし、そのまま歩いて舞台のそでに下がりました。
(会場は爆笑)照明の人とは打ち合わせをしていたが、車いすを舞台の中央に忘れるという演出をした。
認知症とはこんなもんだと感じてもらえたと思う。
前売り1,200円、感動わかやま21日高地方県民会議の補助金も活用して会場費や上映代金を支払うことができた。
会員や販売に協力してくれた皆のおかげだったのは言うまでもない。
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車いすの元気配達人として全国講演活動をしています。子どもから大人まで90分のお話しがあっという間だったと好評です。そのバイタリティーがどこから来るのか実際聴いてみてください。
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