自宅に取りに帰れないぐらいの災害で被災したと仮定しましょう。何とか避難所にたどり着いたとして、電話がつながりません。もし業者に電話がつながったとしてもストーマ装具は、その人のストーマの大きさに合わしているので、自分のストーマ装具の種類や製品番号などを聞かれても答えられないでしょう。業者は電気が止まってパソコンが開けなければデータがわかりません。もし何かにメモしていたとして、発注をかけるとしても業者に在庫がなく、業者も被災しているかもしれません。製造業者に問い合わせたところで、電車が動かない、高速道路が寸断されているなど輸送が機能しないのではないかと考えられます。もし在庫があったとしても避難所に配達してくれる人がいません。業者も市役所の職員も災害時にはそれどころではないでしょう。オストメイトにとっては深刻な問題でも命にかかわる方の救助が優先されるべきです。
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車いすの元気配達人として全国講演活動をしています。子どもから大人まで90分のお話しがあっという間だったと好評です。そのバイタリティーがどこから来るのか実際聴いてみてください。
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