盲ろう者は、「光」と「音」が失われた状態で生活しているため、独力でコミュニケーションや情報入手、移動ができない、あるいは極めて困難な状態に置かれている。
盲ろう者には、①情報の入手②コミュニケーション③移動という3つの困難がある。
NPO法人和歌山盲ろう者友の会は、盲ろう者が主体となって活動している団体で、盲ろう者と盲ろう者を支援する者の会だ。
ここでは盲ろう者同士が交流、コミュニケーションをとっている。
また、現役通訳介助者もいっぱいいるので安心だ。
盲ろう者が社会参加するには、盲ろう者に対する通訳・介助が必要となる。
また、盲ろう者になった時期や障がいの程度によって手話・手書き・点字・音声などコミュニケーション方法が違う。
これらのコミュニケーション技術を習得するための研修会や通訳・介助者の技術向上のための勉強会や、通訳・介助者養成講座と通訳・介助者派遣を行っている。
また、目と耳が不自由でもさおり織りをすることでカバン、マフラー、ストール、帽子、タペストリー、コインケースから、ポケットティッシュケースなどの小物まで作っている。
私は、微力ながらさおり織りの作品で気に入ったものがあれば購入することで活動資金のサポートをしている。
盲ろう者が今一番望んでいることは、普通の高齢者施設ではコミュニケーションが取れないので、高齢の盲ろう者が同じ障害のものどうしコミュニケーションが取れる通訳や介助者のいるサービス付き住宅の建設である。多くの皆様の寄付によって計画されているのでそちらも支援していきたい。
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車いすの元気配達人として全国講演活動をしています。子どもから大人まで90分のお話しがあっという間だったと好評です。そのバイタリティーがどこから来るのか実際聴いてみてください。
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