柳岡克子の生い立ち 81、要約筆記を習う

聴覚障害者は、手話で会話するという私の固定観念が崩れた。
中途失聴者は手話が使えない。
ろう学校では手話が言語として認められていなかった。
聞こえない障害と話せない障害は不自由さが違った。
一括りにできない。
御坊市身体障害者福祉協会の会長になっても知らない事がいっぱいだった。

私は、平成14年度の要約筆記奉仕員養成講座を受講した。
9月から毎週和歌山市内の聴覚障害者情報センターに通った。
聴覚障害の基礎から、日本語の特徴、略語や文字の大きさ、読みやすい行間、要約のしかたや実践的な書き方など全11回にわたり学習し、修了証をいただいた。
その後有田や田辺に奉仕員が増えていったが、日高地域にはまだ講座の修了者が少なく組織として立ち上がることができていない。
平成27年、日高地方で初めて紀の国わかやま国体に向けて、ボランティア募集のPRも兼ね「要約筆記一日講習会」が開かれた。
3月に行われた「つながりを広める文化祭」の相談コーナーに要約筆記会の方々に参加していただいたり、新聞でも大きく取り上げてもらい予想をはるかに超えてペンが足らなくなる程多くの方にご参加いただいた。

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柳岡 克子(やなおか よしこ)
柳岡 克子(やなおか よしこ)
車いすの元気配達人として全国講演活動をしています。子どもから大人まで90分のお話しがあっという間だったと好評です。そのバイタリティーがどこから来るのか実際聴いてみてください。



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