エレベーターは無理でも3番目の提案については、前向きに考えてくれたが、御坊駅の敷地面積ではスロープの設置は無理だということがわかり万事休すだった。
そんなとき、福知山線での大惨事が起こった。
JRの意識も変わり顧客サービスを重視してくれるようになった。
スロープではなく2つのホームの端に段差解消機(リフト)を設置するという思ってもみない提案がJR側からあった。
当時の森俊夫駅長と故湯川正晴・故山本茂治副会長とで話しあいを重ねた。
段差解消機の設置は駅としても初めての試みでモデル事業として全額JRが負担してくれるということで願ったりかなったりだった。
利用開始は、平成18年12月28日からだった。
平成20年には、桑滝卓駅長が和歌山県身体障害者連盟の肢体障害者研修会で利用方法の説明をしてくれた。
毎月数名の利用者がいて私もそのうちの一人として何度も利用させていただいた。
利用のたびに駅員さんのお世話にならなければならず申し訳なく思っていたが階段を使わなくてもいいので負担は軽くなった。
和歌山市の病院へ通院している方も、月に1回利用しているとのことで設置を喜んでくれた。
声を上げていくことの大切さも感じた。
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車いすの元気配達人として全国講演活動をしています。子どもから大人まで90分のお話しがあっという間だったと好評です。そのバイタリティーがどこから来るのか実際聴いてみてください。
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