柳岡克子の生い立ち 57、下血

卓球のしすぎで障害者になった方を笑ってしまったけど、私も卓球を一生懸命練習したので足が痛くなった。
病院へ行って痛み止めの薬をもらった。
薬剤師ですから、お医者さんに一番強い薬を頼んで飲んだ。
患者様には「胃を悪くするからあまり飲まないように」と言っているのに、自分は痛みに耐えかねてたくさん飲んでしまった。
それで座薬に変更してもらった。
「8時間おきに1日に3回にしてくださいよ」と患者様には服薬指導しているのに、私は6時間おきに使った。
腸が悲鳴をあげた。

33歳の時、初めて下血した。
でもはじめは痔だと思い、恥ずかしいので病院にも行かずほっておいた。
その後、数回下血を繰り返し、ある日トイレで大量の下血をして意識を失なった。
昼間だったので母が発見して救急車を呼んでくれて国保日高総合病院へ運ばれた。
発見が早く助かったものの大腸は傷だらけだった。
消化管からの出血ということで何も食べられない日々が続いた。
口から物が食べられることはありがたいと思った。
1カ月ほど点滴だけの食事が続き、初めて出てきたスプーンに米粒が3粒か4粒しか入ってないぐらいの目玉粥がおいしかったことは今も忘れられない。
今まであたりまえだと思っていたことがこんなにありがたいなんて。
もし夜中で発見が遅れていたらそのままトイレで死んでいたかと思うと本当に助かって良かったと思った。

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柳岡 克子(やなおか よしこ)
柳岡 克子(やなおか よしこ)
車いすの元気配達人として全国講演活動をしています。子どもから大人まで90分のお話しがあっという間だったと好評です。そのバイタリティーがどこから来るのか実際聴いてみてください。



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