柳岡克子の生い立ち 54、全国身体障害者スポーツ大会に出場して

私は、障害者卓球をはじめてしばらくして、平成8(1996)年、第51回ひろしま国体の後、開催された第32回全国身体障害者スポーツ大会「おりづる大会ひろしま」の和歌山県選手として選ばれた。
「いのちいっぱい、咲きんさい!」を大会スローガンとして、全国の身体障害者が集う祭典だった。

全国障害者スポーツ大会は、1965年から身体障害のある方々を対象に行われてきた「全国身体障害者スポーツ大会」と、1992年から知的障害のある方々を対象に行われてきた「全国知的障害者スポーツ大会」を統合した大会として、2001年から国民体育大会終了後に、同じ開催地で行われている。
大会の目的は、パラリンピックなどの競技スポーツとは異なり、障害者への社会参加の推進や、国民の障害者に対する理解を深めることにある。
障害があってスポーツなどできると思っていなかった頃、卓球と出会って、この大会に出場したことにより、多くの友達ができた。
リハビリやレクリエーションの域を越えて競技性を求め、世界をめざすことになるきっかけとして出場できたご縁に感謝している。

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柳岡 克子(やなおか よしこ)
柳岡 克子(やなおか よしこ)
車いすの元気配達人として全国講演活動をしています。子どもから大人まで90分のお話しがあっという間だったと好評です。そのバイタリティーがどこから来るのか実際聴いてみてください。



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