私が理科を好きになったのは、小学校の国語の教科書に、千円札の肖像となっている野口英世の伝記が載っていたからです。幼いころやけどがもとで指が不自由になりながらも医学者として偉大な功績を残した博士にあこがれたからです。中学校に入り、理科を教えてくれたのが、阪本保征先生(現御坊市教育長)でした。当時の理科の教科書には「放射線」のことも書かれていて、関心を持った私は図書館でキュリー夫人をはじめ科学者の伝記を読みあさりました。それでますます理科が好きになりました。
そんな理科の教科書から「放射線」の記述が消えていたなんて知りませんでした。30年ぶり復活ということは、あの教科書で教えてもらった最後の生徒なのですね。私より年下の世代は義務教育で「放射線」について習っていないのです。ということは私より若い学校の先生は習っていないことを教えなければならないのです。先生になったのだから大学で習っていても中学生にどう教えたらいいのか、難しいところです。
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車いすの元気配達人として全国講演活動をしています。子どもから大人まで90分のお話しがあっという間だったと好評です。そのバイタリティーがどこから来るのか実際聴いてみてください。
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