平成24年8月29日から始まったロンドンパラリンピックは9日、閉会式が行われ、12日間の大会の幕を閉じました。パラリンピック発祥の地とも言われるイギリスで開かれた今回の大会には、史上最多となる164の国と地域からおよそ4,300人が参加しました。日本代表は16競技126人出場しました。和歌山県としては、橋本市出身の中村智太郎君が男子100メートル平泳ぎで銀メダルを取りました。両手がないというハンディーを克服してのメダルに県をあげて喜んでいます。文部科学省が策定したスポーツ基本計画では、パラリンピックのメダル目標を「前回大会以上」と掲げていましたが、17位だった北京大会の金5、銀14、銅8個の計27個より大幅に減少。金メダルが5個、銀メダルが5個、銅メダルが6個の合わせて16個で、北京大会より11減って23位となりました。国が強化に力を入れた前回の開催国、中国は231個、英国は120個と、その差は歴然。背後には、加速する競技のハイレベル化があります。スポーツ基本法の制定により、五輪選手の使う味の素ナショナルトレーニングセンターは、徐々にパラリンピック選手も使えるようになってきました。しかし、まだまだ国が力を入れて選手を育てるレベルに達していません。
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車いすの元気配達人として全国講演活動をしています。子どもから大人まで90分のお話しがあっという間だったと好評です。そのバイタリティーがどこから来るのか実際聴いてみてください。
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