551、大平光代さんの本から子育てを学ぶ

家族の絆を大切にし、四季折々の食文化や伝統を尊び、自然の中で日々感謝に満ち溢れた暮らしの中で一生懸命子育てに励んでおられる大平光代さんの本をご紹介させていただきます。『陽だまりの時間』(中央公論社出版)という本です。この著書の中で大平さんは、「子どもを育てるのは親となった者に課せられた「任務」です。(中略)親が三度の食事を作り、それを子どもと一緒に食べ、一緒の空間で過ごす―――それだけで、子どもにとっては立派な教育だと思います。そういう親子関係の中で、日ごろから自然と触れ合い、親しむことを覚えさせていけば、子どもはさまざまな刺激を受け、おのずとたくさんのことを学んでいくことでしょう。」と書いています。友人の裏切りで自殺未遂をした思春期、やくざな世界に身をおいて荒れ果てた時期、目覚めて這い上がろうと必死に資格取得の受験勉強した頃、少年犯罪と向き合った弁護士時代、大阪市の助役としての苦悩の日々などの波瀾万丈の人生を振り返り、ダウン症の娘悠ちゃんと過ごす今が大平さんにとって一番平穏で幸せな時間ではなかろうかと思います。悠ちゃんの成長の記録とともに、子育てのノウハウが一杯詰まっていて、子どもと向き合って楽しく暮らしている様子が伺えます。

投稿者プロフィール

柳岡 克子(やなおか よしこ)
柳岡 克子(やなおか よしこ)
車いすの元気配達人として全国講演活動をしています。子どもから大人まで90分のお話しがあっという間だったと好評です。そのバイタリティーがどこから来るのか実際聴いてみてください。



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