大学合格を目標に優秀な生徒を青田買いして、私立高校へ流れないようエリート養成校みたいだと問題点も指摘されています。今までならクラスのリーダー的存在となる生徒がいなくなることも考えられ学級運営にも支障をきたすでしょう。少子化の影響で生徒数が減っているにもかかわらず地元の中学校へ進学せず中高一貫校へ生徒が流れていくのはいかがなものか。地元の中学校へ行かないとなるとふるさと意識も薄れ、御坊市で年2回行っている「見守りネットワーク」など地域の住民とのコミュニケーションもなくなってしまいます。また、小学6年生に適性検査を受けさせるのですから受験競争が低年齢化します。先日日高高校附属中学の適性試験の問題をやってみましたが、プロの受験指導者の私でさえ小学6年生にここまで思考させるのかと驚いたものです。詰め込みによる記憶を問う問題ではなく柔軟な頭脳が必要で、12年間の生活や体験・読書量などが影響を与えます。たった12年の人生でこれから先の進路を決めてしまっていいものかどうか。心身の発達の差異が大きい6年間を同じ学校で過ごすのは選択の幅をせばめはしないかどうか。
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車いすの元気配達人として全国講演活動をしています。子どもから大人まで90分のお話しがあっという間だったと好評です。そのバイタリティーがどこから来るのか実際聴いてみてください。
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