506、手で運転する車

つらくて泣いたり、悲しんだり、悩んだりすることでは前には進みません。同じ体験をした人ならその人の苦しさに近づき気持ちを理解することは出来ます。しかし代わってあげることは出ないのです。それならば、出来ないことを嘆くのではなく、まだできることを見つけて喜びの中で生きていった方が楽しいのではないでしょうか。
 「足が不自由」でも私が始めて取得した車の免許は手で運転しました。(今はAT普通車)左手は押したらブレーキ、引っ張ったらアクセルです。右手はレバー付きのハンドルです。免許をお持ちの方なら切り変えの適正試験を受ければ手動式の運転免許ももらえます。車椅子ごと運転できる車が理想ですが日本では許可されていないので車椅子から座席に移らなければなりませんが。片麻痺の方でも健側のみで運転できるような改造車もあります。電車でも御坊駅がバリアフリーになり段差解消機を利用すれば不自由なく出かけられます。これからはあたたかくなってきますので、車椅子を使ってどんどん外に出て、いい空気を吸いましょう。

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柳岡 克子(やなおか よしこ)
柳岡 克子(やなおか よしこ)
車いすの元気配達人として全国講演活動をしています。子どもから大人まで90分のお話しがあっという間だったと好評です。そのバイタリティーがどこから来るのか実際聴いてみてください。



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