私が神戸で成人を迎えてよかったと思うのは、これから社会の中で生きていく強さのようなものを感じとれたからだ。
今までの私を全然知らない人達の中でどう自分を理解してもらうか。
健常者の中で共に生きていくにはどうしたらいいのか。
そういうことを考えたり、一緒に考えてくれる友達に恵まれたのだ。
私が障害者だからといって、何もかもやってもらうのではなく、できないところで力を貸してもらう。
時には甘えてしまうこともあるが、その線の見きわめのしっかりできる仲間に恵まれたことが幸せなのだ。
共に生かしあうという程、私は誰かのために役に立てたという実感はないけれど、4年の間に多くの友達ができた。
大学の友達だけではなく明石混声合唱団や料理教室、アルバイトの塾などだ。障害者と健常者の区別を超えた次元で、親しくなれた友達は「一緒にいると楽しいし元気になれる」と言ってくれた。
私の家族は何事もくよくよせず朗らかで、私も明るい性格になった。
私がいることで励みになって元気をわけてあげられるのなら、生きていて良かったと思った。
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車いすの元気配達人として全国講演活動をしています。子どもから大人まで90分のお話しがあっという間だったと好評です。そのバイタリティーがどこから来るのか実際聴いてみてください。
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