柳岡克子の生い立ち 24、薬学部の勉強

薬学部の授業は実験をし毎回レポートを書かなければならない。
座学を午前中に終え午後から実習となる。
私も実習は必須の科目なので一緒にした。
しかし長い時間かき混ぜる作業などは座ってさせてもらった。
英語の実験書を日本語に翻訳する係りになってできるだけ身体に負担の少ないようにグループで考えてくれた。

土曜日の午後は、皆遊びに行っているのに教職課程の授業があった。
教育実習は日高高校で修了し、理科の教員免許ももらった。
卒業論文は実験が大変だろうということで、薬事法や薬剤師法、麻薬取締法や大麻取締法など法律の研究をした。
1学年上がる度に4人に1人は留年する厳しい大学だった。
4年分の学費しか出さないと親に言われていたので、スーパーの掲示板に「家庭教師します。連絡ください」の張り紙をして連絡があった家に教えに行った。
また近くの学習塾でアルバイトをしたり、夏休みや春休みに帰省した時は、自分が通っていた塾で講師をしてお金を貯めた。
一番つらかったのは、私にノートをコピーさせてくれた友達が留年し、一緒に卒業できなかったことだ。
おかげで私は、なんとか4年で卒業できた。
4年生の時、明石市の薬局で一般薬の販売、国保日高総合病院で調剤の実習をさせてもらった。
卒論や国家試験の勉強に明け暮れ、卒業旅行なんて誰も行けない学部だった。
帰省した時、高校の同級生が話すレジャーランドのような大学生活とはとてつもなくかけ離れていた。

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柳岡 克子(やなおか よしこ)
柳岡 克子(やなおか よしこ)
車いすの元気配達人として全国講演活動をしています。子どもから大人まで90分のお話しがあっという間だったと好評です。そのバイタリティーがどこから来るのか実際聴いてみてください。



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