8月13日「氷雪の門」と同時開催で映画「クロッシング」を上映しました。
キム・テギュン監督が、脱北者の過酷な現実を描く社会派ドラマです。
2002年、脱北者25人が中国当局の警備をかいくぐり、
北京のスペイン大使館に駆け込んだ事件をモチーフにしており、
4年間の企画・製作期間を経て公開されました。
この映画は、ニュースやなどでは取り上げられない北朝鮮の国民の現状を、
「映像」という伝わりやすい手段にて、訴えかけてくれます。
これが現在の北朝鮮なのかと思うと恐ろしくもあり悲しくもあります。
内容は2007年北朝鮮。
中国との国境に近い炭鉱村に住む元サッカー選手のヨンス、妻ヨンハ、11歳の息子ジュニの、
貧しいながらも幸せな日々を送っていた家族の物語です。
しかし、ヨンハが肺結核に倒れ、ヨンスは治療薬を手に入れるため中国へ向かいます。
やっとの思いで中国に到着したヨンスは、
材木伐採場で働きながら、金を貯めますが、不法就労が発覚し
、貯めた金を全て失い警察に追われる身となります。
北朝鮮では夫の帰りを待ちながらヨンハが静かに息を引き取り、
孤児となってしまったジュニは、父との再会を信じて脱北します。
ヨンスは、ブローカーを通じてジュニの行方を知り、
不可能と思われる再会を試みます。
しかし、父ヨンスと息子ジュニの切実な約束は、
もどかしくも行き違い結局再会は果たせずジュニは
砂が吹き荒れるモンゴルの地で、眠りに落ちるのです。
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車いすの元気配達人として全国講演活動をしています。子どもから大人まで90分のお話しがあっという間だったと好評です。そのバイタリティーがどこから来るのか実際聴いてみてください。
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