平成18年版労働経済白書によると、
平成17年でフリーター(希望する仕事の形態が
「パート・アルバイト」で家事も通学も就業内定もしていない者)は201万人。
ニート(通学も仕事もしておらず職業訓練も受けていない人々)は64万人となっています。
このように現代は、少子高齢社会、産業・経済の構造の変化、雇用の多様化や流動化などを背景とし、
子どもたちの進路をめぐる環境は大きく変化してきています。
それに対して、学校での教育活動が
「生きること」や「働くこと」と疎遠になっていたり、
十分な取り組みが行われてこなかったのではないか?ということで、
『キャリア教育』の推進が行われてきました。
そして、平成19年5月に内閣府特命担当青少年育成・文部科学・厚生労働・経済産業各大臣を構成員とした
“キャリア教育等推進会議”において、
“キャリア教育等推進プラン”が策定されました。
『キャリア教育』は、
児童・生徒一人ひとりの勤労観や職業観を育てる教育というように定義されています。
具体的には、望ましい職業観や勤労観及び職業に関しての知識や技能を身に付けさせるとともに、
自己の個性を理解、主体的に進路を選択する能力や態度を育てる教育です。
将来の生き方にかかわる問題として、
生徒が将来への夢や希望をはぐくみ、
その実現に努力する指導・援助として、
学校が『キャリア教育』に取り組むこととなったのです。
学校教育は、人格形成、人間形成、全人的な教育を担う場です。
“世の中にいっぱいいろんな仕事がある”というようなことについて、
充分な理解させ、子どもたち一人ひとりが自分の個性や能力を自分で発見し、
どのようにより良く生きていくか、
またどんな仕事を自分が選んでいけばいいのかということについての
基本的な基礎的な指導が必要なのです。
投稿者プロフィール

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車いすの元気配達人として全国講演活動をしています。子どもから大人まで90分のお話しがあっという間だったと好評です。そのバイタリティーがどこから来るのか実際聴いてみてください。
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